Macで書式を消してプレーンテキストを貼付ける方法【2024】

コピーしたテキストを貼り付けたい場合、プレーンテキストで貼り付けたい場合がほとんどだと思います。
ペーストのショートカットキーの設定を変えてしまいましょう。

Control+v

もともと、機能自体はあります

実は編集メニューを開くと、”ペーストしてスタイルを合わせる”という機能があります。キーボードのショートカットも設定されています。
これはつまり、コピー元の書式を削除し、プレーンテキストとして貼り付ける機能です。

menu edit

ただしこの機能は、ショートカットがアプリによって違います。
通常の”ペースト”に用いる”command+V”を“ペーストしてスタイルを合わせる”に割り当てる方法を説明します。

キーボードショートカットの設定

画面左上のリンゴマークから、「システム設定」→「キーボード」を開き、「キーボードショートカット」をクリックします。

キーボードショートカット

「アプリのショートカット」タブの中のプラス(+)ボタンを押し、以下のように入力します。

アプリケーション: すべてのアプリケーション
メニュータイトル: ペーストしてスタイルを合わせる
キーボードショートカット: ⌘V (commandを押しながらV)

メニュータイトルには、「ペーストしてスタイルを合わせる」 と正確にタイプする必要があります。

ペーストしてスタイルを合わせる

完了をクリックします。

追加されました。

確認

確認してみます。

メモ

変更前

メモは、⌥⇧⌘Vが”ペーストしてスタイルを合わせる”です。押しにくいです。

memo

“ペースト”と”ペーストしてスタイルを保持”というのがありますが、その違いをAppleのユーザーガイドから引用します。

「ペースト」
一部のフォーマットはペーストしても保持されますが、元のフォントとカラーは保持されない場合があります。

「ペーストしてスタイルを保持」
コピーしたテキストと共にスタイル情報が保持され、テキストは元のスタイルが適用された状態でペーストされます。

https://support.apple.com/ja-jp/guide/notes/not9474646a9/mac

ただの「ペースト」のほうはメモの独自の機能のようですね。

変更後

memo after

メール

変更前

mail

変更後

mail after

Googleスプレッドシート

変更前

GoogleスプレッドシートをChromeで開いた場合です。
⇧⌘Vが”ペーストしてスタイルを合わせる”です。

spreadsheet

設定を変更したあとに確認しますが、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)にもペースト系のショートカットがあります。

変更後

メニューの設定は想定したものに変わっています。

spreadsheet after

実際にWebブラウザからコピー&ペーストすると、通常のペーストと、スタイルを合わせるでは、次の画像のような違いがあります。

example

スプレッドシートに関しては、どちらも必要な場合があると思います。
私はどちらかといえば、”ペーストしてスタイルを合わせる”が⌘Vのほうが都合が良い場合が多いかもしれません。
また通常のペーストの場合、隠れた設定やリンクが多すぎて重くなる場合もあります。

次に、スプレッドシートシート内でのコピー&ペーストを見てみましょう。
上のカラムをコピーして、

example2

下に貼り付けました。

example3

スタイルを保持したまま貼り付きます。

これは、キーボードの環境設定が、シートのコンテキストメニュー(右クリックメニュー)に影響しないためです。

example4
コンテキストメニュー

個人的にはこのまま書式を維持してくれたほうが、都合が良い場合が多いのではないかと思います。

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